長谷川は昼間はコンピューター関連の技術者として働き、夜は自宅で電話を使って行う心理カウンセラーの仕事をしていた。
今日の予約のカウンセリングは全部終了し、留守番電話に切り替えようとした時、電話が鳴った。
「はい、ブイリターンです」
「ここ電話でカウンセリングしてるところだよね」
「はい、カウンセラーの長谷川と申します。はじめての方でしょうか...」
「あんた何か緊張してない? 私19だよ(笑)」
もう営業時間は終わりなので、明日にでもかけてください。
そう言おうとしたのだが、何か「直感」がこの人の話しを聞け!と囁いている...
いつもこの感覚があった時のカウンセリングは大問題に向き合う事になる。
(最後の最後にか... 仕方ない)
「それでどんな話しをお聞きしましょうか?」
「どんな話し? カウンセラーなのにわかんないの?」
「はい、超能力者ではないので... 何か悩みでもあるのでしょうか?」
「まあ言われればそうだよね(笑) じゃ悩みを言うとするか!」
「はい...どんな悩みでしょうか?」
「私ね20才で死ぬんだ」
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