「えっ死ぬ? 20才でですか?」
「うん、死ぬよ。何故か聞きたいでしょ? でも言わないよ」
「言いたくないのですね」
「いやっそうじゃないよ。一番大切な人にだけ教えようと思うの... 問題はその一番大切な人が私にはいないって事なんだ」
「それは恋人とか親友がいないって事ですか?」
「親友... ちょっと違うんだよね。私が言っているのは『一番大切な人』ってことだよ。わかんないかな?この世に一人だけっていう感じの人探してるの。まだ一度も会ったことないけどね.. 」
「失礼ですが、お名前を何とお呼びしたらいいのでしょうか? 偽名でも結構ですのでよかったら教えて頂けませんか?」
「あっ名前言ってなかったね(笑) 好きに呼んでイイよ。私の名つけてよ」
「好きに呼んでもイイんですか? ん〜っ(悩)じゃ〜 ゆみこさんでイイですかね?」
「ゆみこ(笑)ひょっとして、それあんたの彼女とかの名前だったりしない?」
「えっ? ちっ違いますよ(汗)」
「‥‥‥」
「私の事はイイですから、ゆみこさんの話しを聞かせてください。一番大切な人って貴方にとってどんな感じの人でしょうか?」
「ははっ(笑)あんたって分りやすい人だね。ゆみこでイイよ。でもあんた全然わかってないわ.. 私の秘密知りたい? よ〜く聞けばわかることなんだけどなぁ〜。誰も気付いてくれないんだもん」
「よ〜く聞けばですか..?」
「そうだよ、よ〜く聞いて。そしたら私の心の声が聞こえるから....」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「何か聞こえますね。何だろう?時計の音のような...」
「あんた耳イイね。それがヒントだよ」
「ヒント?」
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